アウトドアの達人!番外編
アウトドアの達人!番外編
- (H21,11月かなり修正と追加しました。青色線は今の現状と感想を追加しました。)
①直接ガスバーナーであぶる。(倒置バーナーも同じですよ。)
- これは非常に危険です。出来たら止めてください。
(参考:中国からのヒットマン)
②炭を火おこし器に入れて、ガスレンジにかける。
- これは僕の手法ですが、たまに炭が弾け飛ぶことがあるので燃えやすい物の近くでは注意です。
僕の場合は、古くなった簡易コンロを使って約10分位火にかけます。
ですが、火が付いたのに気づかず数分放置し、ガスボンベが爆発したとの報告もありますので十分注意してください。
③着火用の炭を用いる。
④たき木などの中に放り込む。
- アウトドアではこれかな。
木が燃えるわけですから炎は高いですが、火力は弱いです・・
上手に付けないと付きませんよ。
⑤虫眼鏡によるピンポイント攻撃。
- かなり時間がかかりますが根気に頑張って下さい。
などなど火付けは色々ありますが、火の元には十分気を付けてください。
そしてお分かりだと思いますが、
「付かなかったやないか。」
「怪我してしまったんだぞ。」
「どうやって責任取ってくれるんや。」などなど言われましても、僕は一切責任は持ちませんし、取りませんのでよろしくです。
そして火が付くんですが、問題はここからです。
よく失敗するのと勘違いが、炎がたってるから良く焼けるだろう。これは間違いです。
良く焼けるんじゃなくて、良く焦げるんです。
そして中は生焼けです。
ではどのようにして良く焼ける状態の炭を作るか。
(温度が高くて、平均している。って事ですが)
どうにかこうにか炭に火を付けた後は、しばらく(10~20分位)そのままの状態で放置してください。
これだけです。
だからこの最初の空き時間は仕込みをするなり、飲んだくれるなり、まぁ適当に時間をつぶしてください。
(ずっと火が付くまで待ってるからイライラするし、生焼けになるような炭を作っちゃうんですね。)
この状態を「置き」と言い、炎も収まり炭の表面が白くなってきます。こうなったらOKです。
遠赤外線と言うのは、要するに光(光線)、熱の光線なんですね。だから、炎がたつ、たたないってのはあんまり関係ないんです。
だから屋外で炭焼き料理をしても、煙が風で流れるから勘違いしますが、熱は均等に行き渡る訳だから風は関係ないんですね。
備長炭の燃焼温度は他の黒炭なんかよりも高くて、500℃位で平均しています。
でも炭を寄せ集めたり、扇いだりするだけで、800~1,000℃位まで温度が上がります。
上手な料理人はこの温度を利用して、美味しい料理を作るというわけです。
だいたい5~6時間は燃え続けますから、長時間たむろってもらっても大丈夫です。
しかし、竹炭セールスマン(参考:備長炭VS竹炭)が言うように、仮に3~4時間で終わった場合で、「まだ使えそうじゃん。」と思った時は、まず火を消す。
しかし、消し壺や消し粉なんか持ってる訳無いですから、当然水を掛ける消火となりますよね。
普通の黒炭なんかだとこの時点で終わりです。乾かしても使い物になりません。
備長炭の場合は、水をかけても形は残ってます。
じゃあ、使えるんじゃないのか?
僕は使いきります。
お日様の下で良く乾かして置いておくんです。
そしてまた使う、最後は灰になるわけです。
しかし、湿気を含んでいるとかなり弾けて危険です。
最初の火付けは新しい炭を使って、そして乾かした炭を足していきます。
他で売ってる備長炭の説明書きに「1回使った備長炭は2回使えません。」ってのが良くありますが、これはきちんと書かないとダメですよね。
こんな風に書いてたら、ただの高い炭で不経済だと思われます。
しいては、中川屋のファンを減らす原因にもなりかねません!
「備長炭は無くなるまで使えます。しかし水を使って消火した備長炭を以降使うのは、炭が弾け飛ぶ恐れがあるため大変危険です。もし何か不都合が生じても中川屋に苦情を言わないで下さい。聞き入れませんのでヨロシク!」ってこう書かないとダメですね。
一般のバーベキューコンロで備長炭が1kgもあれば十分だと思います。
3kgもあったら、かなり使えますね。
くどいくらい書きますが、炭を沢山入れて炎があがるから良く焼けるんじゃないんです。
本当の事を言えば、よく火のまわった備長炭が500gもあれば、3,4人分なら十分なんです。
アウトドアでカッコ良くなる第一歩は「火付け」です。
お子ちゃまに「パパって凄~い。」や、彼女には「すんご~い。す・ご・す・ぎ、みたいな~」って、なるようご健闘をお祈りします。